2026.06.12 — WEB MARKETING TEAM MEETING
ホームページに、
人は来なくなる。
それは仮説ではなく、すでに起きている現実です。
そしてこれは終わりの話ではなく、私たちの仕事が再定義されるはじまりの話です。
SCROLL
01
01 — THE REALITY | 現実
検索しても、もう
誰もクリックしない。
0%
ゼロクリック検索
米国Google検索の68%が、どのサイトもクリックせずに完結(2026年初頭)。2024年から+7.5pt。
SparkToro / Search Engine Land
−0%
オーガニックCTR
AI Overview表示時、オーガニックのクリック率は 1.76%→0.61% に低下。広告CTRは−68%。
Seer Interactive 2025
−0%
中小サイトの検索流入
小規模サイトの検索流入は過去2年で60%減。規模が小さいほど打撃が大きい。
Chartbeat / Axios 2026
0倍
訪問1人あたりのコスト構造
Google経由で1人の訪問を得るためのクロール数は2→14ページに増加。AIは読むが、人は来ない。
Cloudflare CEO / 日経
日本でも検索の約6割がゼロクリックで完結。
10代女性ではTikTok検索(56%)がGoogle(66%)に迫り、「ググる」前にSNSとAIで答えが出る世代が市場の中心になっていきます。
02
02 — THE JOURNEY | 顧客の動きはこう変わる
「サイトに呼ぶ」導線は、
構造的に切れた。
BEFORE — 従来のジャーニー
10本の青いリンクSEOで上位を取れば流入が生まれた
自社サイトに来訪世界観・デザイン・コンテンツで魅了する
問い合わせ・成約サイト内の導線設計が成果を左右した
AFTER — AI時代のジャーニー
AIに聞く/SNSで知るAI Mode・ChatGPT・TikTok検索が起点に
結果一覧を眺めるAIが各人に最適化した「答え」を直接提示
AIの回答の中で出会う引用・言及されたブランドだけが存在できる
確信を持ってサイトへ来訪者は激減するが、来た人の価値は4.4倍
03
03 — THE SIGNAL | Googleの宣言
これはGoogle自身の
ロードマップである。
「エージェント時代の検索へ。あなたの代わりに24時間バックグラウンドで動き、必要な情報を見つけ、行動まで行う情報エージェントを検索に導入する」— Google I/O 2026(2026年5月19日)基調講演より要旨
2025年のAI Mode全米展開に続き、2026年は「人が検索する」前提すら外れました。情報収集の主体が人間からAIエージェントに移る——私たちのマーケティングは、人間とAIの両方を相手にすることになります。
04
04 — THE SHIFT | 発想の転換
世界観は終わらない。
語られる場所が変わるだけ。
AI回答に引用される最大の要因は「ウェブ上でのブランド言及」(相関0.664)。被リンクでも広告費でもありません。さらにLLMが引用する情報源の約60%は企業のオウンドメディア。つまり——
SEO:検索結果で上位を取る
→
GEO:AIの回答に引用される構造化データ・明快な情報設計・一次情報の発信
サイト=人に見せるパンフレット
→
サイト=AIに読ませる「原典」+高意欲者の転換装置来訪者は減るが、AI経由の訪問者価値は従来の4.4倍
トラフィック・CTRを追うKPI
→
AI回答内のシェア・オブ・ボイス/指名検索数「AIが当社をどう語るか」が新しい検索順位
広報とマーケは別部署
→
PR・第三者言及がマーケティングの中核施策に「専門家として語られる」ことがAIへの最強のシグナル
05
05 — THE HOPE | デザイナーへ
デザインが要らなくなるのではない。
審美眼が、最後の差別化になる。
AIは無限にUIを生成できます。だからこそ「何が美しいか」「何が使いやすいか」を判断できる人の価値が跳ね上がる。バイブコーディングは、審美眼のある人ほど強力に使える道具です。実装の手間から解放され、判断と創造に集中できる——これは脅威ではなく、解放の話です。
AIに読ませる構造の設計構造化データ、明快な情報アーキテクチャ。AIが正しく引用できるサイトを設計するのは、新しいIA/UXの専門領域。
少数精鋭の転換体験確信を持って来訪する少数の高意欲者を、確実に成約へ導く信頼性デザイン(実績・資格・事例)。高関与の不動産領域ではむしろ重要度が増す。
一瞬で世界観を伝えるSNSクリエイティブ滞在型から瞬間型へ。流れてくる0.5秒で目を引き、伝わるデザイン。ここはデザイン性の勝負が最も激しくなる主戦場。
06
06 — THE ACTION | 今やること
5つの打ち手。
01
GEO/AEO体制の立ち上げ「AIが当社をどう語るか」を毎月モニタリング。構造化データ整備、引用されやすい一次情報(調査・データ・基準)の発信。まず今日:ChatGPTとGeminiに自社のことを聞いてみる
02
サイトの役割再定義「集客装置」から「AIへの原典+高意欲者の転換装置」へ。インスペクションの基準ページ公開のような“原典づくり”を横展開する。
03
SNSクリエイティブへのデザイン資源シフト瞬間で世界観を伝える縦型動画・カルーセルに、デザインの主戦力を再配置。AIで制作量を10倍に。
04
ファーストパーティデータと直接接点AIが中間に入るほど、メール・LINE・コミュニティ・面談などプラットフォーム非依存の関係の価値が上がる。AI経由集客減のヘッジ。
05
KPIの作り直しトラフィック→「AI回答内での言及率・引用数・指名検索数」へ。古い指標のままでは、現場は古い行動を続けてしまう。